光老化対策

【肌づくり.net】は、肌老化を防ぐなら若いうちからの【光老化】対策が重要だということを声を大にして言いたいのです。

光老化（フォトエイジング）

紫外線（主にUVA）を長年浴びてしまったことで起こる皮膚の老化現象。
紫外線を直接浴びやすい顔や首・手の甲などは、洋服を着ているボディ比べて光老化をしやすいのです。
それは、自分で可視的にも確認できますよね。

この光老化が進行すると、エラスチン変質増殖・コラーゲン線維の減少などが起こり、肌のハリや弾力性が失われます。
また、角質細胞やメラノサイトの大きさ・数・配列などの乱れ・ランゲルハンス細胞などの重要な細胞の激減が起こるようです。

現在、肌老化を増長する最も大きな原因は、何度も申し上げていますが

【肌老化の原因の80%は、紫外線による光老化である！】

と科学的に解明されています。
1日も早く、光老化対策に着手した者が40代・50代・60代に同世代の人たちから羨望のまなざしで見られることになるのです。

ここで、ちょっと衝撃的な画像をお見せします。
「特集：アンチエイジングのひとしずく」にも同じ画像を載せたのですが、もう一度ご覧になってください。

このトラック運転手の男性は、28年間ドライバーを勤め、常に顔の左側に多くの紫外線を浴び続けてきました。

その結果がコレ！
こんなに違うのです！

紫外線を浴び続けた顔の左側半分は、右半分に比べ誰が見てもあきらかにその違いを確認できるほど、シワ・タルミの老化現象が進んでいます。
無意識のうちに浴び続けた紫外線の蓄積の結果です。

これがまさに【光老化】そのものです！

※アメリカ　ノースウエスタン大学の皮膚研究者による発表

まだ30代、まだまだ大丈夫！なんて思わず、
ここでもう一度、【光老化対策】をしっかりと決心してくださいね。

光老化対策は、UVプロテクトとフリーラジカル捕捉

「じゃぁ、光老化対策ってどうすればいいの？」っで話になりますよね。
難しく考える必要はありません。
大きく分けて2つのポイントを押さえておけばよいのです。

　　【UVプロテクト】　【フリーラジカル捕捉】

です。

なぜ、UV（紫外線）プロテクト？

今さらなので詳しい説明は割愛しますが、光老化対策で特にしっかりプロテクトしたいのが…

【UV-A】

です。UV-Bは、海水浴で一気に日に焼けたときに起きるサンバーンのような激しい症状を生みます。
でも比較的皮膚の浅い位置で悪事を働きます。
若いうちは、ターンオーバーによっていつの間にかきれいなお肌に戻っていますね。

ところがUV-Aは、UV-Bと比べてそれほど急激な影響を感じません。
しかし、UV-Bよりも20～30倍の量が私たちに降り注いでいて、その波長の長さから、オゾンや雲そしてガラスも通り抜けます。
つまり、私たちのお肌の真皮にまで到達する侵入力があるのです。
その悪事をいくつかあげるなら、

・コラーゲン繊維の断絶
・フリーラジカル（活性酸素）の発生促進
・エラスチンの変性
・遺伝子を傷つける
・免疫力の低下

などです。
これによって皮膚は弾力を失ってたるみやシワを発生し【光老化】となるのです。

つまり光老化対策には、【UV-Aをどうブロックするか】が最重要ポイントになるのです。

フリーラジカル（活性酸素）こそ「核爆弾」です！

紫外線防御・UV-A防御が大切と言ってきましたが、紫外線が直接悪さをするわけではありません。
紫外線を浴びると【フリーラジカル（活性酸素）】という有毒な核爆弾が生まれてしまうのですね。
これは時に侵入してきたウイルスなどをやっつけてくれたりと良いこともしてくれるのですが、あまりにも強力な破壊力を持つものですから正常な細胞まで破壊し続けてしまうのです。

紫外線を浴びて生まれたフリーラジカルは、周辺の細胞の破壊を始めます。
特にUV-Aによって生まれたフリーラジカルは、真皮層という深い部分にあるコラーゲン組織やエラスチン組織をことごとく破壊してゆくのです。
これによって、シワ・タルミへと帰結するのです。

ちなみにニキビが悪化して膿胞になると、白い膿みが出てきますよね。
あれはフリーラジカルがやっつけたアクネ菌も含まれますが、ほとんどがニキビ周辺の正常な細胞の死骸なんですよ。
その後そのニキビはクレーターとなって表れ、これほどの広範囲を破壊していたことにはじめて気が付くのです。

だからこそ【フリーラジカル捕捉・消去】が最重要ポイントとなるのです。

抗老化対策