☆香りのメカニズム☆

香りの分子はほんの数秒で、大脳から神経系、ホルモン系、免疫系まで影響が出るのですよ。

香りの分子は、鼻の付け根あたりにある嗅上皮に伝わり、そこの粘膜で香りの分子は電気信号に変わって、大脳に伝わります。
大脳中心部には、大脳辺縁系（人間の本能的部分、食・性・情動、etcをつかさどる）に働きかけます。
そして、大脳新皮質や視床下部、脳下垂体にも伝わります。
その結果、自律神経やホルモン系、免疫系を調整し、心と身体に影響を与えるのです。

まぁ、
何となくわかればいいですから…(^_-)

例えば…
ラベンダーは、縫線核に働きかけ、セトロニンの分泌を促してくれるので、心身をリラックスさせてくれたり、ローズマリーは、扁桃核や海馬に働きかけるので、記憶力や集中力を高めたりします。

このように、香りによって働きかける場所が違うので、リラックスしたりリフレッシュしたり、色っぽくなったり（笑）、と影響は様々です。
また、香りの分子は、鼻や口、のどを通って、気管や気管支、肺へ入り粘膜から血管壁を通って吸収されます。
そして、香りの成分は粘膜をキレイにしてくれるのです。

すごいでしょ！

皮膚は大きく分けて、表皮・真皮・皮下組織の３層から成り立っています。
表皮と真皮の間には、保護膜があり水分や紫外線をカットしてくれます。（年とってくるとこれが弱っちゃうのよね！^^;）
この保護皮膜を通過できる物質は少ないのですが、精油はこの膜を通過し、下の組織にも浸透し血管やリンパ管に入ります。
そして血液とともに全身に広がります。最終的に精油成分は、汗や便、尿中に排出されるので体内に残ることはありませんけどね。

大雑把にまとめちゃいましたが、これが、精油が体内に入って効果を発揮してくれるメカニズムですね。