昔、フランスにひとりの婦人がいました。

人々は、

「彼女こそが、奇跡だ！」

と口々に言いました。

シミひとつない肌の透明感。
しっとりと吸い付くようなみずみずしさ。

シルクのような光沢と指先を押し返すようなその弾力。

それらすべてを合わせ持つ、「美肌の持ち主」だったのです。

その美肌が作り出す若々しい表情は、見る者を虜にし、人々に「奇跡」と言わしめました。

彼女は、その時70歳。
どう見ても30歳にしか見えなかったそうです。

彼女は伝説となり、
90歳という天命を全うされました。

後生に彼女の奇跡は語り継がれ、たくさんの研究がなされました。
シミ・シワのないみずみずしい美肌を、これほどまでの長い間維持できたのには秘密がありました。

彼女が毎日欠かさずしていたこと、それは…

「感謝の祈り」と「首筋のマッサージ」

内側からの美肌作り･･･「フェイス・リフレクソロジー」

この逸話は、およそ300年ほど前のお話。
その真偽は、今となっては確かめようもありませんが、
いつまでも若々しくいたいと願う私達女性に大きな夢を与えてくれるステキなお話だと思います。

現代の女性のほとんどが、何らかの肌トラブルを抱えています。
300年前とは比べようもないほどスキンケア商品が溢れているにもかかわらず、その悩みは深まるばかりです。
本当の美肌作りは、高級な化粧品を使ってケアするだけでは素肌を根本的に改善することにはなりません。
あくまでも、「対処療法」に過ぎないのでしょう。

甲状腺を活性化させ、自然治癒力によって美肌を手に入れる【フェイスリフレクソロジー】

この婦人が毎日していた「首筋のマッサージ」は、
甲状腺に刺激を与え、年齢と共に減少していく甲状腺ホルモンの分泌を適度に保つ甲状腺の活性化を促していたようです。

甲状腺ホルモンの働きはいくつかあるのですが、スキンケアに限っていえば皮膚の乾燥を防ぎ、肌や髪にうるおいを与え女性らしさを与えてくれます。
東北などの雪国の女性に、美肌の女性が多いと言われるのも、寒さに適応するために(甲状腺ホルモンは、体熱を上げる働きがある）、自然に甲状腺機能が活性化するとも言われています。

ここでお話しすることは、

「外的なケアの効果をより高めるためにも、じっくりと体の内側から肌トラブルの原因を取り除く。」

という考え方です。
言い換えれば、「自然治癒力の活性化」とも言えるでしょう。

そのために、「マッサージ」を活用します。

マッサージによって顔や首などにあるツボとリフレックスゾーン（反射帯）を刺激し、内臓機能の活性化、女性ホルモン・甲状腺ホルモン・副腎ホルモンの分泌バランスを正常化させます。

「部分で全体を治療する」

という東洋の「経絡」の考え方に基づく、ツボマッサージやリフレクソロジーを日常生活の中で気軽に活用し、手作りコスメとの相乗効果で内と外から美肌を作りましょう。

その方法は、実に簡単で実践できる方法です。

奇跡の婦人の若さの秘密