☆キャリアオイルについて☆

アロマテラピーにおいて、エッセンシャルオイルと同様に【キャリアオイル】も重要な働きをします。
そんなキャリアオイルについて簡単にまとめてみました。

キャリアオイルとは？

キャリアオイルとは、マッサージオイルや肌に浸透させるアロマテラピー療法で
精油を希釈させる為に使う植物性オイルのことを言います。

その種類はさまざまあり、それぞれが個性を持っています。

どうしてキャリアオイルが必要なの!?

精油は、薬理作用の高い植物の香りを凝縮したオイルなので、原液のままでは作用や肌への刺激が強すぎるんですね。
だから、精油は希釈して使うのです。

ボディトリートメントをするときなど、精油を皮下に運ぶのを助けたり
肌に刺激がないよう潤滑油として働き、皮膚を保護する作用をしてくれるのですね。

なぜ、植物性オイルなワケ!?

鉱物性オイルでは、肌に皮膜をはるだけで皮膚の中には浸透していかないのです。
だから、精油を効率的に身体に運ぶことができないんです。
そこで浸透性が高い植物オイルが役立つのですね。
「キャリア」というのは、「運ぶ」ってことですから、精油を体内に運んでくれるオイルということですね。

良いキャリアオイルってどんなもの!?

①植物油であること。
②新鮮であること。
③滑りがよいこと
④色・匂いの影響が少ないこと。
⑤活性があること。
⑥栄養価が高いこと。
⑦極端に高価でないこと。

ボディトリートメントなどに使うときはこんな観点で選ぶといいですよ。

キャリアオイルには、どんな種類があるの!?

大きく分けると以下の４つに分類できます。

■植物オイル
（脂肪酸とグリセリンからできている24℃以下で液体になる）
スイートアーモンドオイル・グレープシードオイル・マカデミアナッツオイル・オリーブオイル
月見草オイル・アプリコットカーネルオイルetc…

■植物脂
（脂肪酸とグリセリンからできている24℃以下で固まる）
ココナッツオイル・シアバターetc…

■ワックス
（脂肪酸と高級アルコールが結合したもの）
ホホバオイル

■抽出油
（ハーブをオリーブオイルなどに浸して成分を抽出したもの）
カレンデュラオイル・キャロットオイル・アルニカオイルetc…

キャリアオイルにはたくさんの種類があり、香りや色、粘り、浸透性、性質に差があり効能も違います。
ビタミンを含んでいるものや、新陳代謝を促してくれるもの、保湿や肌荒れ防止など、効能は様々です。

肌の状態によって、軽いタイプや重いタイプをブレンドする場合もあります。
自分の肌に適したオイルを使いましょうね。

また、温度を上げず室温で油を絞る「冷搾法」のオイルを使用することをオススメします。
精製されているオイルは色が透明でキレイですし、独特の香りのするものは香りも和らいでいますが
有効成分も少なくなっています。

また、慣れないうちは酸化にくい安定したオイルを使うといいですよ。

精製されていないものは、それだけ栄養分豊富で品質も良いので、精油同様100%ピュアなものを選びましょう。